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1 調査の趣旨
 当センターでは愛知県高等学校数学研究会と共同で,昭和30年以来,高等学校入学者数学学力調査を実施してきた。調査結果を分析・考察し,指導上の留意点を明らかにして,中高連携の立場からそれぞれの数学教育に有用な資料を提供するのが主な目的である。また,本調査を継続して実施することにより新入学生徒の学力傾向の推移をつかむことができ,指導の参考とすることができる。 
 なお,過去のデータは,昭和49年度からは当センター研究紀要別冊に掲載している。

2 調査の実施及び処理
 
(1) 調査問題の構成
 調査問題をテスト,テストの2種類に分け,各々について次の立場で問題を作成した。調査時間はいずれも50分である。なお,昨年度まで実施していたテストは,テストに統合した。

 テスト  中学校学習指導要領に示された内容・程度を出題基準とし,高等学校で数学を学習する際に必要と思われる基礎的・基本的事項により問題を構成した。昨年度まで実施していた極めて基本的な事項により構成していたテストを統合したことにより,昨年度のテストとテストの中間レベルの問題とした。
 テスト  問題作成の立場はテストと同様であるが,基礎的・基本的な事項の問題に,より高度な思考力,洞察力を要する問題を加えて構成した。

 (2) 調査の対象
 県内の高等学校及び盲・聾・養護学校の高等部に本年度入学した生徒を対象に調査を実施した。受検校(課程別資料提供校)の数はテストが41校,テストが112校であった。

 
(3) 調査の実施時期及び資料の回収
 学校ごとに3月下旬から4月中旬の間に調査を実施し,集計用紙(各標本の解答をそのまま一覧表に転記したものと,受検者全員の度数分布)を4月18日までに回収した。

 
(4) 標本の抽出
 テストでは337名(抽出率6.0%),テストでは1,539名(抽出率5.3%)を抽出して,問題別の正答率・無答率を算出し,主な誤答について分析した(テスト全体の平均点及び標準偏差は受検者全員を対象にして算出した)。
 なお,後出のテストにおける「上位群」,「下位群」はそれぞれ得点が「平均点+標準偏差」付近,「平均点−標準偏差」付近の各1割で形成される標本群である。



           目    次
1  調査の趣旨 5  調査問題の妥当性と信頼性
2  調査の実施及び処理    6  テストAの結果とその考察
3  調査結果の概要 7  テストBの結果とその考察
4   分析結果の概要    
 平成25年度高等学校数学標準学力検査の結果とその考察(PDF418KB)