渡邊半蔵守綱(わたなべはんぞうもりつな)−槍の半蔵−  <時代>江戸時代  <地域>西三河
渡邊半蔵(守綱寺 守綱寺(しゅこうじ)(豊田市寺部町)

<関係地> 守綱寺 豊田市寺部町2ー27 (名鉄三河線豊田市駅下車,名鉄バス乗り換え、寺部中町下車徒歩7分)
<業績>
 寺部渡邊家初代領主,尾張藩家老。16歳の時から徳川家康に仕え,20歳の時,三河国八幡の戦いで軍功をあげ,家康から「槍の半蔵」の異名をもらい,徳川十六将の一人に数えられている。
 三方ケ原の戦い,長篠の戦い小牧・長久手の戦いなどの合戦で先鋒として戦い,家康が関東入国の時は,3千石を拝領した。関ヶ原の合戦後の家康より長年の功績に対し,当時では珍しい南蛮鎧を拝領し,1千石が加えられた。
 家康の天下平定後,尾張初代藩主となる徳川義直の補佐をするように直命を受け,これにより,義直から5千石が加えられ1万4千石の大名格の家柄となり,寺部に陣屋を置いた。もともと家康の家臣であった渡邊家は,将軍に拝謁できる家柄でもあり,後々まで幕臣としての性格を残していた。
<年譜>
1542年(天文11) 三河国額田郡で生まれる
1557年(弘治3) 家康に仕える
1561年(永禄4) 家康から槍の功を賞賛される
1600年(慶長5) 関ヶ原の戦いで活躍し,南蛮鎧を拝領する
1620年(元和6) 79歳で没

<学習のポイント>
 家康が天下統一するまでの道のりを調べてみよう。
 渡邊半蔵守綱以外の徳川十六将を調べてみよう。
<参考資料>
 「豊田の文化財」豊田市教育委員会
 半蔵流嵯峨源氏・渡辺氏  http://www.awin-urustim-music.com/Watanabe/main/main_frame.htm
<問い合わせ先・ホームページ>
 豊田市郷土資料館(豊田市陣中町1-21) 0565−32−6561 http://www.toyota-rekihaku.com/

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