1 題材の目標及び題材構想

 (1) 題材の目標

・ 意欲的に幼児とかかわったり幼児期の様子について理解したりして,幼児や保育に対する関心を高めることができる。(関心・意欲・態度)
・ 幼児の生活に関心をもち,幼児の発達とおもちゃや家族とのかかわりについて考えることができる。 (工夫し創造する能力)
・ 幼児の遊びの意義を考えながら,幼児の観察や遊び道具の製作ができる。 (生活の技能)
・ 幼児の心身の発達の特徴や保育を取り巻く環境について理解することができる。 (知識・理解)

 (2) 題材構想(11時間完了)

ねらい 学 習 活 動 教師の支援
自分の生いたちを調べよう




 自分の成長を振り返り,人の成長が家族や多くの人々に支えられていることに気付く

実践@
ワークシート@
自分の生いたち調べをしよう。@A
・ 今は,あんまりアトピーはひどくないけど,小さい 頃は,本当に大変だったんだと思いました。
・ 見てみると,手足口病やとびひなどけっこうたくさんの病気にかかっていたので,驚いた。

・ 家庭での行事などについて,その様子をまとめるよう助言する。
・ 成長の様子をクラスの友達で共有できるようにする。


幼児の発育や発達の特徴を理解しよう

 幼児の体の発育や発達の特徴を理解する



指導案@
幼児の成長の様子を理解しよう。B
・ 1年経っただけで,できることや体の大きさが結構変わるんだなあ。
・ 1歳〜5歳でこんなに成長することが分かった。
・ 子供の成長はおもしろいなあ。自分にもこんな時があったなんて信じられない。
・ 家庭に幼児のいる生徒は少ないので,ビデオを利用する。
・ 成長に伴って変化する幼児の様子を整理させる。

幼児とかかわり,おもちゃの製作をしよう











実践A
ワークシートA


 幼児の生活と幼児との触れ合いに関心をもち,幼児の成長を助けるおもちゃを計画・製作する

指導案A



実践B
幼児と触れ合おう(保育園実習〔第1回〕)C
・ 楽しかった。ボール遊びや絵本を一緒に読んで疲れたけど,すごく楽しかった。
・ 素直な子がいっぱいいた。しかし,やっているときに順番を守らず,横入りする子もいた。でも,言ったらやめてくれたので,素直な子だなと思い,うれしかった。
・ 事前に園と打ち合わせをし,生徒と幼児がスムーズに遊びに入れるようにする。
・ 感想だけでなく,幼児に対する願いを取り上げる。
幼児に適するおもちゃを作ろうDEF
・ もっと元気に遊んでほしいからボールを作ろう。
・ たくさんの人数で遊べるままごとセットを作ろう。
・ おもちゃの発表会ができるように,事前に生徒と打合せをしておく。

おもちゃでもう一度遊ぼう(保育園実習〔第2回〕)GH
・ ボールでどんな遊びをするといいかもっと工夫したい。
・ たくさんの女の子がずっと遊んでいた。
・ おもちゃの発表会ができるように,事前に生徒と打合せをしておく。

保育を取り巻く環境について考えよう

 子供が育つ環境としての家族や周囲の人々の役割に気付く

指導案B
ワークシートB
保育を取り巻く環境について考えようIJ
・ 子育てはとても難しいんだなあと思った。しつけをするためにも,いきすぎてはいけないと思った。もっと子供の気持ちも考えて,子供と一緒にいる時間が将来つくれるようになるといいな。
・ 講師さんが「一人一人の個性に合った育て方」と言っていて子育てにマニュアルみたいなものはないんだなあ。
・ 育児相談を取り上げて,子供の気持ちと親の気持ちを考えさせる。
・ 外部講師を活用し,母親の気持ちを語ってもらう。

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