徒然草
(つれづれぐさ)
清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と共に古典三大随筆の一つとされる『徒然草』は、兼好法師によって元徳2年(1330)〜元弘元年(1331)に記された。
題名である『徒然草』は、序段の「つれづれなるままに日暮らし硯にむかひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ」という文によって名付けられたものである。
上下全二巻、序段と243段の章段から成り、人生論、恋愛観、政治批判など内容は多岐にわたるが、全編を貫いているものは、個人の体験や思考に裏打ちされた無常観である。しかし、世の無常をはかなむのではなく、人生の事実ととらえ、その対処法を説くという兼好法師の柔軟な姿勢が、この作品の価値を永遠のものとしていると言える。
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作者 兼好法師(けんこうほうし)
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