小口城址(おぐちじょうし) <はじまり>室町時代 <地域>尾張
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小口城址公園 |
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<所在地>丹羽郡大口町大字小口字城屋敷(名鉄犬山線柏森駅下車 東へ2km)
<概要>
小口城址は,大口町の北部に位置し,その城郭は,四方に二重堀,土塁を巡らして広く強固であったといわれる。北東には犬山城,南西には岩倉城,南東に青塚古墳,小牧山という位置関係にあり,この小口城が軍事的に重要な役割を果たしてきたことがわかる。
小口城は,1459年(長禄3),織田広近によって築城されたといわれており,別名「箭筈(やはず)城」ともいわれ,織田氏の尾張経営の要所として,また,美濃の勢力に対抗するため尾張北部の政治拠点としての役割をになってきた。その後,永禄年間(1558〜1570)に信長の軍勢に攻略され廃城になったが,1584年(天正12)小牧・長久手の戦いにおいて,一時的に秀吉方の砦として再興された。
現在,小口城址公園として物見櫓(ものみやぐら),門や橋,展示棟が整備されている。
<学習のポイント>
室町時代に尾張国守護の斯波氏の守護代であった織田氏や小牧・長久手の戦いと小口城の関わりを通して歴史を身近なものとして学習したい。
<見学のポイント>
物見櫓に登ると,犬山城,岩倉城,清洲城などの方角が示されており,小口城の軍事的な位置を確かめられる。
展示棟で小口城の歴史的変遷についての説明や展示,出土品の実物展示などで,小口城についての理解を深めたい。また,小口城と周囲の城などの位置関係の展示(模型と映像)があり,ここでもその軍事的な位置を確かめるとおもしろい。
<参考資料>
「大口町史」
<問い合わせ先>
大口町役場 (0587)95-1111
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