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この教材の魅力 

 「笈の小文」は関西の歌枕探訪の旅であるが、芭蕉と愛弟子杜国との交情、吟行を抜きには語れないだろう。名古屋の人、坪井杜国は尾張藩お抱えの米穀商であり、尾張蕉門の開拓者の一人であった。「冬の日」の連衆として名声を得た翌年、商売上の違法行為に問われ、領内追放となり伊良湖に蟄居の身となってしまう。その杜国を訪ねるため、芭蕉は鳴海から二十五里もの道を引き返しているのである。そして傷心の杜国を慰めるべく、翌春の吉野の花見を共にすることを約束し、吉野、高野山、和歌浦、須磨、明石、京と巡覧している。この師弟の再会に心打たれて、後に多くの文人が伊良湖を訪れたり、作品を残したりしている。
 芭蕉の足跡が身近な所にあると知ることは、生徒の興味、関心を大いに喚起するだろう。また愛弟子のために心を砕き、行動した芭蕉に人間味を感じ、親近感を覚える作品ではないだろうか。


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作者 松尾芭蕉

愛知県との関わり

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参考