4 分析結果の概要 |
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表4 |
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(2) 小数を含んだ計算に課題 | ||
一昨年,最近の生徒は小数に関する問題が苦手であるということが話題となったため,問題Tで小数の和と積に関する問題(0.5+1.69,0.3×0.4)を出題した。その結果,両問とも平均正答率は7割を下回った。誤答を分析した結果,位取りができていないことが分かった。 そこで今回,テストBの四則計算のところで小数を含んだ計算を出題したところ,やはり平均正答率は大きく下がった。小学校の小数に関しては,今回の学習指導要領の改訂で,指導内容が大幅に見直され, の位まで扱うようになったが,本年度,高校に入学した1年生は,小学校で算数が先行実施された時,小学校6年生であったため,小学校のときの小数計算は の位までの問題しか解いていない。小数計算を苦手とする原因として,計算量の不足の他に, の位までの小数計算をあまり経験してきていないということが考えられる。 |
目 次 | |||
1 | 調査の趣旨及び処理 | 5 | テストAの結果とその考察 |
2 | 調査結果の概要 | 6 | テストBの結果とその考察 |
3 | 分析結果の概要 | 7 | テストTの結果とその考察 |
4 | 調査問題の妥当性と信頼性 | ||
付 | 平成24年度高等学校数学標準学力検査の結果とその考察 (PDF 1,055KB) |